月に寄りそう乙女の作法【プレイ感想記】

 

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

 

さて、今回はほしなくんから「月に寄りそう乙女の作法」というゲームを借りてプレイさせていただいたので感想記事を書かせていただきます。

 

 

 

 

※こちらのゲームは18禁ゲームです。

※当記事には多大なネタバレが含まれています。

 

 

 

 

月に寄りそう乙女の作法は18禁美少女ゲームに疎い僕でもタイトルを耳にしたことがあるくらい有名なゲームなのでプレイするのがとても楽しみでした。(借りてからプレイし始めるまで1か月以上放置していた事実に目を背けながら)

 

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初見僕「ほーん、ヒロインは5人なんか~」

朝日「主人公(男)やで」

初見僕「!!?!?!??!?」

 

そう... この時僕は察したのです... 最近百合アニメに手を出し始めた僕を百合の奈落へ叩き落とす恐怖のゲームだと...!!

 

Appendや周辺も当記事執筆後にプレイするつもりですが、今回の記事はつり乙1作目のみをプレイした感想記事です。

 

 

あらすじ(公式HPより)

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本作は主人公の大蔵遊星が、憧れの存在であるジャン・ピエール・スタンレーが設立する「フィリア女学院」で服飾を学ぶため、性別を偽り、メイドの小倉朝日となって入学します。

 

秘密を抱えながら学園に通うって設定は以前プレイした「のーぶる☆わーくす」に似てますね。今回は女子高に性別を偽って入学するわけですから、バレた時を想像すると胃が痛くて胃が痛くて...

 

 

このゲーム、困ったことに主人公の朝日が他ヒロインに匹敵するくらい可愛いし、一番最初のサービスシーンも朝日だし、朝日に感情移入しながらプレイしていくとまるで自分が女の子になったかのような錯覚に陥ります。

ですが、遊星が屋敷でヒロインたちと触れ合い、ともに成長していく様は思わず感情移入してしまうほど魅力的なのです。

名作と呼ばれる所以を感じずにはいられない素晴らしいゲームだと思います。

 

 

以下個別ルートごとの感想です、攻略順に書いています。

 

 

柳ヶ瀬 湊(やながせ みなと)√

 

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「アオナツライン」に色濃く影響を受けた結果、幼馴染√がめっちゃ好きになった僕ですが、

 

辛い... 辛いよ湊...

 

 

このルートは他3人のルートと異なり、学院長代理たる兄の衣遠に唯一正体がバレない(バレてるのかもしれないけど干渉されない)ルートなのですが、衣遠が障害とならない代わりに湊の父の会社が倒産するというトンデモ鬱展開が待ってました。

 

湊は他ヒロインルートでは失恋を味わい、このルートでは会社の倒産とだいぶ散々な扱いな気がします。彼女のメイドである七愛がこのルートで語っていましたが、遊星に恋せずに地元でのびのび過ごしていた方が幸せだったんじゃないかと感じてしまいました。

 

見方によっては僕のようにメリーバッドエンドに感じますが、それでも初恋が実った幼馴染ルートということで湊の魅力的なキャラクターは存分に味わえるルートです。

特に遊星と湊が二人で暮らし始めたときは、新婚生活のようで思わずニヤけてしまいました。

 

 

 

 

ユルシュール=フルール=ジャンメール (Ursule=Fleur=Jeanmaire)√

 

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この子をひと目見た時からずっと思ってました。

 

 

 

 

 

 

 

...色違いのレジエレキやなと。

 

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冗談はさておき、ユーシェは今作で一番好きなヒロインです。

 

共通ルートまではルナに対抗意識を燃やす、負けず嫌いな前向きヒロインって感じでそんなに好きではなかったのですが、個別ルートでのルナに激しい劣等感を抱き、自分の才能の無さに打ちひしがれ、それでも追いつこうと努力する姿にハートを撃ち抜かれました。

ルナに負けての悔し泣きからショーで勝っての嬉し泣きまで、このルートのユーシェはとにかく涙が印象に残ってます。普段とのギャップによる破壊力はすごいですね。

 

ルナにコンプレックスを抱くユーシェと、兄の衣遠にコンプレックスを抱く遊星が、二人でルナに勝って衣遠を認めさせるってストーリーもアツいですよね。

ストーリーの密度はメインヒロインたるルナのルートには当然劣りますが、個人的にはユーシェルートが一番好きです。

 

このルート、他ルートと違って朝日が実は男だというのがユーシェと湊にしかバレてないので、傍から見ると百合カップルなのも好きです、むしろ他ルートもそんな感じだと思ってたのでユーシェルートだけでびっくりしました。

 

ユーシェの魅力が存分に詰まった素晴らしいルートなのですが、ユーシェルートをプレイした後に他ルートをやっていると、ショーに出す服の投票でルナの服が選ばれたとき、ユーシェが本当に悔しがっているのがよく伝わってくるんですよね。

個別ルートをプレイした後に他ルートをプレイするとそのヒロインの印象が全然違って見えるのは本当に見事だと思います。

 

 

僕の色レジエレキのニックネームが「ユーシェ」になったことは言うまでもありません。ぜひ皆さんも厳選してくださいね(にっこり)

 

 

 

 

花之宮 瑞穂(はなのみや みずほ)√

 

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初めてこの子に出会った時からずっと思ってました。

 

この子には絶対正体バラしたらあかんやろと。

 

 

正直瑞穂は個別ルートですら正体を明かさずに一生百合カップルとして付き合っていくんじゃないかとすら思ってたのですが、衣遠が見事にバラしてくれたおかげでなんとまあ想像通りに恐れていた展開になりました()

 

正体バレの後の展開がほんとに地獄で、このゲームしてて一番つらかったですけどこの子のキャラ的にはこれくらいじゃないと逆に不自然ですよね。バレ前の百合展開見てるとき、見えてる地雷と分かってて読み進める辛さで胃が痛い、胃が痛い...

 

衣遠には言わば勝ち逃げのような形になっているので、ユーシェやルナのルートのような爽快感はあまりなく、とにかく正体バレ後のお通夜展開ばっかりが印象に残っちゃいました。

正体バレ前に朝日と百合百合してる瑞穂はすごく可愛かったので、アフターストーリーではお付き合いし始めた後の二人のいちゃいちゃが見られればなと期待してます。

 

 

 

 

桜小路 ルナ(さくらこうじ ルナ)√

 

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このベッドで添い寝してるルナ様が可愛すぎて心臓が止まりました。

 

本作のメインヒロインなだけあってさすがに他ルートとは内容の密度もボリュームも段違いです。特にショーの演出は圧巻の一言です、真っ白なドレスを纏って歩くルナ様を見たときの感動はルナ様ルートをプレイした方なら共感してもらえると思います。

 

ルナ様がユーシェと外出してたことにやきもち妬いてたシーンといい、ルナ様との初めてのキスシーンといい、好きなシーンが多すぎて挙げきれないくらいです。

自分は恋愛に興味ないし同性愛の趣味はないって何度も主張してるのにだんだん朝日のこと好きになっちゃってるルナ様がとにかく可愛かったです。

 

最後にルナ様が月を眺めてるシーンでタイトルを回収するシーンも美しいです。主従関係であり、恋人であり、パートナーである二人の物語が本当に綺麗に表現されていると思います。

 

あと、ルナ様ルートで何気に好きなのが湊の失恋シーンです。湊の感情が痛いくらいに伝わってきて、失恋のシーンなんですけど湊の魅力が溢れてる良いシーンだなと思いました。

 

 

 

以上、つり乙プレイ感想でした。

Appendとか周辺とかつり乙2とかがどんな内容なのかほぼ知らないので感想記事あげるかわかんないですけどプレイするのが楽しみです。りそなルートもあるって聞いたのでわくわくしてます。

 

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一人称が妹のりそなちゃん可愛いよりそなちゃん。

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございました、また次の記事で。ノシ